shiryoseikyu_over.jpg
資料請求はこちらからどうぞ!

2017年01月13日

【教育関連NEWS】 超重要答申 『幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について』

こんばんは。東京アカデミー町田校・教採担当です

さて、この話題、すっかり取り上げるのが遅くなりました。ご存知の方も多いと思いますが、昨年12月21日、超重要な中央教育審議会答申が公表されました

それが「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」です。

もうご覧になりましたか?

この答申に基づいて、今年の3月末までに新「学習指導要領」が告示され、2020年度の小学校を皮切りに順次現場に導入されます。

答申も新・学習指導要領も、今年の教員採用の筆記試験で出題する自治体があるでしょう。また、筆記では出題されなくても、面接試験で質問される可能性は大いにあります。

なぜなら、前回の学習指導要領改訂の際も同様だったからです。その点については、下記リンクをご覧ください。
教採速報 −新学習指導要領が公示(予定)されます− なぜ、東京アカデミーは即対応するのでしょう?〔pdf〕

「一部の他の予備校等では、『今年の教員採用試験には新・学習指導要領は関係ない(出題されない)』と説明している」との噂を小耳に挟みましたが、本当にそんなことを言っておられるのでしょうか

東京アカデミーでは、この答申も新・学習指導要領も、通学講座や短期講習で取り上げます。

さて、今回の答申、ものすごいボリュームです。効率的に中身を掴んでおくことが重要ですね。例によって、まずは【本文】ではなく【概要】を読んでみましょう。

【概要】だけでも29ページもあります・・・

で、その【概要】を見ていきますと、「学習指導要領改訂の方向性」として、以下の6点に沿ってその枠組みを考えることで、学習指導要領を『学びの地図』にするそうです。

@「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)
A「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と、教科等間・学校段階間のつながりを踏まえた教育課程の編成)
B「どのように学ぶか」(各教科等の指導計画の作成と実施、学習・指導の改善・充実)
C「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導)
D「何が身に付いたか」(学習評価の充実)
E「実施するために何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策)


【本文】では「総則の位置付けを抜本的に見直し、前述@〜Eに沿った章立てとして組み替え、後述する資質・能力の在り方や『アクティブ・ラーニング』の視点も含め、必要な事項が各学校における教育課程編成の手順を追って分かりやすくなるように整理することが求められる」と書かれており、総則はかなり変わりそうです

上記6点の中でも重要なのが恐らく@〜Bで、@の「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)は、

1) 生きて働く「知識・技能」の習得
2) 未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成
3) 学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養

の3つにまとめられています。

Aの「何を学ぶか」については、小学校の外国語教育の教科化・高校の新科目「公共」など、新しい時代に必要となる資質・能力を踏まえた教科・科目等を新設し、学習指導要領の目標・内容を見直して各教科等で育む資質・能力を明確化する、としています。本文や添付資料でかなり詳細に説明されていますので、ご自身の校種・教科・科目に応じて、読んでおきましょう。

Bの「どのように学ぶか」については、『主体的・対話的で深い学び』=『アクティブ・ラーニングの視点からの学習過程の改善』の必要性が挙げられています。

アクティブ・ラーニングについては、

「(略)例えば国語や各教科等における言語活動や、社会科において課題を追究し解決する活動、理科において観察・実験を通じて課題を探究する学習、体育における運動課題を解決する学習、美術における表現や鑑賞の活動など、全ての教科等における学習活動に関わるものであり、これまでも充実が図られてきたこうした学習を、更に改善・充実させていくための視点であることに留意が必要である」

とも書かれている通り、これまでも教科・科目・単元によっては(あるいは教師によっては)実践されていることですが、今後は全ての学習活動・教育実践において、より意識的・意図的に行われなければならないということだと思います。

今年の教員採用試験でも、学習指導案・単元指導計画の作成、模擬授業などが課される場合、アクティブ・ラーニングを取り入れる方が良いでしょう。

そして、上記の@〜Eをよりよく現実のものにするためには、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し、社会と連携・協働しながら、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む教育課程」=『社会に開かれた教育課程』が必要であるとしています。

さらに、『社会に開かれた教育課程』の実現には、各学校における『カリキュラム・マネジメント』が重要であるとしています。

カリキュラム・マネジメントとは、各学校が「学習指導要領等を受け止めつつ、子供たちの姿や地域の実情等を踏まえて、各学校が設定する学校教育目標を実現するために、学習指導要領等に基づき教育課程を編成し、それを実施・評価し改善していくこと」(【本文】より)であり、

1) 各教科等の教育内容を相互の関係で捉え、学校教育目標を踏まえた教科等横断的な視点で、その目標の達成に必要な教育の内容を組織的に配列していくこと。
2) 教育内容の質の向上に向けて、子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立すること。
3) 教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を、地域等の外部の資源も含めて活用しながら効果的に組み合わせること。

の3つの側面がある、と書かれています。

また、【本文】には「カリキュラム・マネジメントは、全ての教職員が参加することによって、学校の特色を創り上げていく営みである」とも記述されており、各学校および教職員の創意工夫が求められています。

・・・ということで、答申にはまだまだ、あらゆることが盛り込まれておりますが、あとは下記のリンクより直接ご覧ください

文部科学省:幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)(中教審第197号)

繰り返しになりますが、まずは【概要】から見てください。答申には理念的・抽象的な文章が多いですが、できるだけ自分なりに具体策を考えつつ、読んでみましょう。『生きる力』も引き続き、重要なキーワードですよ

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました

東京アカデミー町田校の教員採用試験対策講座案内は、以下のリンクからご覧ください。
教員採用 町田校 講座案内
posted by 東京アカデミー町田校 at 19:48| 教員採用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする