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2012年09月29日

平成16年 裁判所事務官U種(現在の裁判所職員一般職) 専門 民法

こんにちは。
東京アカデミー町田校の福島です。

今日の1問!
平成16年度裁判所事務官U種試験の専門試験の民法の問題です。

問)弁済の提供に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか(争いのあるときは、判例の見解による)。

1.双務契約において、債務の履行が相手方の反対債権の履行と引換えにすべきものである場合に、相手方がその債務の履行をしない意思が明白なときは、他の一方当事者は、現実に履行の提供をしなくても口頭の提供をすれば、弁済の提供の効果が生じる。
2.債権者が解除のため履行の催告をし、催告期間を経過しても、債権者が解除の意思表示をする前であれば、債務者は、本来の給付に遅滞による損害を加えたものを提供することによって、解除を免れることができる。
3.履行に債権者の行為を要する債務について債務者が口頭の提供をするには、債権者の協力行為があれば履行ができる程度の準備をすることを要する。
4.債権者が既に受領遅滞にあり、債務者が口頭の提供をしても、契約そのものの存在を否定する等、弁済を受領しない意思が明確と認められる場合には、債務者が、口頭の提供をしなくとも、債務不履行責任を負わないことがある。
5.金銭債務は、履行地に現金を持参し、受領するように催告しても、相手方の面前で提供しなければ、現実の提供とはならない。




問1)正答5
 肢1;493条但書。
 肢2;大判大8.11.27民録25輯2133頁。
 肢3;大判大10.11.8民録27輯1948頁。
 肢4;最判昭32.6.5民集11巻6号915頁。
 肢5;最判昭23.12.24民集2巻13号438頁・最判昭39.10.23民集18巻8号1773頁は、金銭を持参して債権者の住所に行って支払をなすべき旨を述べれば、金銭を債権者の面前に提示する必要はない、としている。
したがって、本肢の内容は誤りで、5が正解。



posted by 東京アカデミー町田校 at 23:59| 公務員(大卒程度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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