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2012年09月11日

今日の1問! 平成24年 東京特別区T類 専門 問7 行政法!

こんにちは。
東京アカデミー町田校の福島です。

まだまだ暑い日晴れが続きます。今週いっぱいは続くと報道番組TVは言っていましたが・・・。
体調を崩さないよう、気をつけましょうexclamationどんっ(衝撃)

では、今日の1問!

No.7 行政裁量に関するA〜Dの記述のうち、最高裁判所の判例に照らして、妥当なものを選んだ組み合わせはどれか。

A 道路運送法に定める個人タクシー事業の免許にあたり、多数の申請人のうちから少数特定の者を具体的個別的事実関係に基づき選択してその免許申請の許否を決しようとするときには、同法は抽象的な免許基準を定めているにすぎないのであるから、行政庁は、同法の趣旨を具体化した審査基準を設定し、これを公正かつ合理的に適用すべきである。
B 旧出入国管理令に基づく外国人の在留期間の更新を適当と認めるに足りる相当の理由の有無の判断は、法務大臣の裁量に任されており、その判断が全く事実の基礎を欠く場合又は社会通念上著しく妥当性を欠くことが明らかな場合に限り、裁判所は、当該判断が裁量権の範囲を超え又はその濫用があったものとして違法であるとすることができる。
C 原子炉施設の安全性に関する判断の適否が争われる原子炉設置許可処分においては、行政庁の判断が、原子炉委員会若しくは原子炉安全専門審査会の専門技術的な調査審議及び判断を基にしてなされたものである限り、当該行政庁の処分が、裁判所の審理、判断の対象となることはない。
D 懲戒権者の裁量権の行使としてされた公務員に対する懲戒処分の適否を裁判所が審査するにあたっては、懲戒権者と同一の立場に立って、懲戒処分をすべきであったかどうか又はいかなる処分を選択すべきであったかについて決定し、その結果と当該処分とを比較して、その違法性を判断しなければならない。

  1 A B
  2 A C
  3 A D
  4 B C
  5 B D



正答 1
≪難易度B≫ 準拠テキスト90頁、31〜33頁。
A;正しい(最判昭46.10.28民集25巻7号1037頁=個人タクシー事件判決。準拠テキスト行政法90頁)。
B;正しい(最大判昭53.10.4民集32巻7号1223頁=マクリーン事件判決。準拠テキスト行政法31〜32頁)。
C;誤り(最判平4.10.29民集46巻7号1174頁=伊方原発訴訟判決。準拠テキスト行政法33頁)。「原子炉施設の安全性に関する被告行政庁の判断の適否が争われる原子炉設置許可処分の取消訴訟における裁判所の審理、判断は、原子力委員会若しくは原子炉安全専門審査会の専門技術的な調査審議及び判断を基にしてされた被告行政庁の判断に不合理な点があるか否かという観点から行われるべきであって、現在の科学技術水準に照らし、右調査審議において用いられた具体的審査基準に不合理な点があり、あるいは当該原子炉施設が右の具体的審査基準に適合するとした原子力委員会若しくは原子炉安全専門審査会の調査審議及び判断の過程に看過し難い過誤、欠落があり、被告行政庁の判断がこれに依拠してされたと認められる場合には、被告行政庁の右判断に不合理な点があるものとして、右判断に基づく原子炉設置許可処分は違法と解すべきである」と判示しています。
D;誤り(最判昭52.12.20民集31巻7号1101頁=神戸税関事件判決。準拠テキスト行政法118頁)。懲戒権者の裁量権の行使としてされた公務員に対する懲戒処分の適否を裁判所が審査するにあたっては、懲戒権者と同一の立場に立って、懲戒処分をすべきであったかどうかまたはいかなる処分を選択すべきであったかについて判断し、その結果と懲戒処分とを比較してその軽重を論ずべきものではなく、懲戒権者の裁量権の行使に基づく処分が社会観念上著しく妥当を欠き、裁量権を濫用したと認められる場合に限り違法であると判断すべきものである、としました。

憲法でも出てくる判例がABです。判旨を漫然と読むのではなく、ポイントを押さえて読み込む必要があります。


ポイントを押さえた講義の
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posted by 東京アカデミー町田校 at 23:59| 公務員(大卒程度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする